エールストライクガンダムをディテールアップで渋めに仕上げる【ガンプラ作例】
大きな背負いモノが特徴のHGエールストライクガンダム。
全身にスジボリとデカールでディテールアップを施し、彩度を抑えた色で全塗装しました。
RGに見えるようディテール追加を頑張りましたが、成果のほどは如何に。
HGCE 1/144 エールストライクガンダム
1,430円 2014年02月発売(公式サイト)
筆者は正直SEED系に疎く、このガンダムはあまり詳しくありません。
背中の背負いモノがエールストライカーで、それを背負ったストライクガンダムなのでエールストライクガンダム。それくらいの知識です。
今回はオモチャっぽい成形色の彩度を抑え、スジボリで情報量を追加して渋めに仕上げてみました。
カラーリングとスジボリの参考になれば嬉しいです!
それでは本編をどうぞ!
1.全体像
ウルサクならないように気を着けながら、全身にパネルラインを彫り込みました。
素組みと比べると情報量はアップしましたが、彫り込んだパネルラインに「別パーツ感」が足りず、RGに見える…までのクオリティにはなりませんでした。
彫ったミゾの「角」をデザインナイフで落としてやると、角度が付いて立体的に見え、別パーツ感が出るのです。今回はそれをやりませんでした。
こんな大きな背負いモノが着いてますが、以外にも安定して自立します。
本体等 ホワイト部
グランプリホワイト 100%
本体等 イエロー部
オレンジイエロー 70%
+ ベースイエロー 30%
関節部
焼鉄色 100%
本体等 ブルー部
ブルー 60%
+ エメラルドグリーン 20%
+ つや消しホワイト 10%
+ ニュートラルグレー 10%
本体等 グレー部
ニュートラルグレー 100%
本体等 レッド部
あずき色 50%
+ ベースレッド 50%
ビームライフル
スモークグレー 100%
装甲裏等
ベースグレー
※すべてアクリジョン
2.工作
2-1.スジボリ
スジボリは、デザインの微妙さもさることながら幅も0.15mmのみと単調で、ミゾの角も落とさなかったため立体感もなく、今回は失敗と言わざるを得ないデキになりました。
塗装で埋まり気味になったのか、スミ入れもキレイに出来ていません。
やはり、この写真のようにミゾの太さを変えてメリハリを付けないと、単調でつまらないスジボリになってしまうのだと感じました。
作例ページ:νガンダム
加えて、このように彫ったミゾの角をデザインナイフで落としてやると、立体感が出て別パーツ感が強調されます。
結構使えるテクニックです。(今回はなぜ使わなかった…当時の筆者よ!)
2-2.ダクトの掘り込み
▲フロントアーマーはつるっとしていたので、中央上部と下部に1対ずつダクトフィンを彫り込み、グレーで塗り分けました。細かく目立たない作業ですが、作品の完成度UPに一役買ってくれます。
▲脚部スネ横です。こちらもディテールが少なくあっさりしていたので、タガネで横線を彫り込み、デザインナイフの背中で削って階段状にしました。デザインナイフはこういった細かい工作に重宝します。
3.塗装
▲シールド上部の白い部分は成形色での色分けがなく赤い色です。白で塗る必要があるので、ベースホワイトで下地を作りグランプリホワイトを筆塗りしました。オレンジの部分は中央にクリーム色の色鉛筆を塗り、グラデーション風味に仕上げています。
▲エールストライカーの翼の赤い部分はシールの色分けで成形色は黒でした。こちらも塗装する必要があるので、発色を助けるベースレッドで下地を作り赤系の塗料で塗りました。
▲武装もケガキ針で丁寧にミゾを彫り直したので、スミが綺麗に入っています。成形色から色を変えて少し明るめのグレーで塗ってみましたがアリですね。オレンジのデカールがアクセントになっています。
ボディパーツも適度にスジボリでパネル分割した後、エメラルドグリーンを混ぜて彩度を抑えたブルーを塗りました。
機体フォルムがシャープなので、渋めのカラーリングも似合うと思います。
仕上げに、水色系の色鉛筆でエッジのハイライトや塗装キズを描き込みました。
色鉛筆はウェザリングに意外と使えることがわかりました。
▼色数が多いのにリーズナブルな色鉛筆セット。入門編にピッタリです。
おわり
シード系のキットは色分けが足りないものが多いですが、塗装の練習に丁度良いかもしれません。
ヒロイックな主人公機も、彩度を抑えたカラーリングに変えてみると、一味違ったオトナな作品になりますよー!
店頭でも比較的よく見かけるキットだと思いますので、ぜひ作ってみてください。
以上、参考になればうれしいです。
それでは、ステキな筆塗りライフを!
HGCE 1/144 エールストライクガンダム
1,430円 2014年02月発売(公式サイト)
▼スジボリにチャレンジしたい方は、こちらをご覧ください。
▼赤系塗料の発色向上にはアクリジョンベースカラー ベースレッドが大活躍です。
コメントを残す