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ウェザリング

ギラドーガを汚す!好きなだけ塗装ハゲを描き込んでやった件【筆塗り全塗装】

筆塗りおじさん

HGのギラドーガを筆塗り全塗装し、塗装ハゲなどの汚れを描き込んだ作例です。

「逆襲のシャア」シリーズのキットは合わせ目が少なく作りやすいので、工作は最低限にして塗装をメインに楽しみました。

使用キット

HGUC 1/144 ギラ・ドーガ
1,980円 2008年11月発売(公式サイト

ギラドーガ、最近は全然売ってないですよね。
人気のキットだと思うので、νガンダムばかり再販せず他の逆シャアキットも出してほしいものです。

今回は”塗装ハゲの描き込み”がメインディッシュです。
汚し塗装のバリエーションとして参考になれば嬉しいです!

それでは本編をどうぞ!

1.全体像

ギラドーガ 正面
ギラドーガ 背面

動力パイプ、バーニア内側のイエローはオモチャっぽい感じが嫌で、グレー、シルバーに塗り直しました。
狙い通り渋めの印象になった気がします。

春野菜をイメージし調色したグリーンで筆塗りの全塗装をしましたが、成形色と何が違うん?という感じになってしまいました。

全体をウォッシングし、塗装ハゲを描き込んで表情付けをしています。

2.工作

シールドは裏側がスッカスカでめちゃくちゃオモチャっぽかったので、プラ板でフタをして目隠しすることにしました。
ウェーブのプラ板(0.3mm厚)をシールドの形に合わせて切り出しフタをして、少しの凹凸をプラスしました。シールド裏はそのままだと残念なので工作がオススメです。

▲合わせ目が少ない本キットですが、ヒザ部分に目立つ合わせ目が出ます
後ハメ加工の方法が思いつかなかった筆者は、先にグレーのパイプ部分を筆塗りし、装甲の合わせ目加工をすることで無事合わせ目を消すことができたのでした。
正直、工作の前に塗装をするとかなり面倒でした。

▲工作というほどではありませんが、右肩のアーマーはタミヤセメントを塗りたくって硬い毛の筆で表面を荒らし鋳造表現的な風味にしてみました。
プロモデラーの作例で解説されていたのでやってみました。それなりに効果がある加工だなと思いました。

3.塗装・汚し

3-1.イエローの色変

ガンプラのイエローってオモチャっぽいと思いませんか?
実在する兵器の雰囲気が出ない気がして好みでない筆者は、動力パイプをグレーに、バーニアをシルバーに塗り替えました。

動力パイプは軟質素材ではないため、プライマーを塗布しなくても塗装することができます

武器も丁寧に塗ると完成度が上がります。
3色のグレーとシルバーで塗り分け、情報量を増やしてみました。

3-2.塗装ハゲの描き込み

塗装ハゲ

今作は塗装ハゲが推しポイントです。

  1. スポンジで焼鉄色をスタンプ
  2. 粗さを変え塗装ハゲの大きさをまばらに
  3. ハゲの周りを1段明るい色で縁取り

といった具合で塗装ハゲを施します。

①焼鉄色 … 塗装が剥げて金属がむき出しになった様子を表現するため、メタリックカラーを使います。

②粗さを変える … スポンジの粗さを変え、塗装ハゲの大きさに自然なバラツキを与えます

明るい色で縁取り立体感が出て塗装ハゲが1段凹んでいるように見えます。これ、リアルな塗装ハゲ表現にオススメです!

▲塗装ハゲは、装甲がぶつかったり擦れたりしそうな個所に描き込みます。ついでに動力パイプやデカールの上にも描き込んで表情に深みを出していきます。

戦闘時の取り回しでぶつかることが多いと想定し、シールドは派手目に塗装を剥がします。プラスチックのシールドが金属的な雰囲気を帯びて重たい見た目になりました。

▲脚部も装甲がぶつかり合った傷付いたりするはずで、多めに塗装ハゲを描き込みます。塗装しただけだと情報量が少なくのっぺり単調な脚部パーツ密度感が出てよい感じです。

左肩のスパイクアーマーです。角の先端に塗装ハゲを描き込み、輪郭を白い色鉛筆でなぞっています。角のてっぺんはシルバーをチョン付けし、最近できた傷を表現しました。

角は削って先端をとがらせるとリアルな雰囲気が出てオススメです。

他パーツと材質が違う脳内設定にしたため、このパーツだけ半光沢のトップコートを吹きました。(他は全てつや消し)

3-3.ウォッシング

ウォッシングとは、薄めに希釈した塗料で洗うように塗装する技法です。
パーツ全体をMr.ウェザリングカラーのステインブラウンでウォッシングし、汚しと同時にスミ入れも行っています。

▲シールドは面積が多く汚し映えする武装です。中央のネジのような部分から雨だれが垂れている様子を表現しました。リアルタッチマーカーのブラウンをチョン付けし、指でサッと擦っています。
※下部のネオジオンマークは筆で塗り分けしています。輪郭をケガキ針でなぞっておくとはみ出しにくくオススメです。

▲バックパック横の丸いフタのような部分もケガキ針でミゾを掘り直しウォッシングした塗料でスミがキレイに入るようにしています。
ちなみに、バックパックは8基のバーニアが付いていますが、塗るのが面倒でプラ板でフタをしてしまいました。

▲ヒザや脛の動力パイプは細かい溝が多いので、ウォッシングすると塗料が残りやすく汚し映えします。ウォッシングする際は部位によって拭き取りに強弱を付けると、作品に深みが出て面白いです。

4.振り返り

ポーズ1
ポーズ2
ポーズ3

キットが大きく調色した塗料が直ぐなくなり、作り足した塗料の色味を合わせするのが大変でした。

まとめ
  • シールド裏は蓋をするのがオススメ
  • 塗装ハゲの輪郭を明るくすると◎
  • 汚しは拭き取りに強弱を付けよう

以上、参考になれば嬉しいです!

使用キット

HGUC 1/144 ギラ・ドーガ
1,980円 2008年11月発売(公式サイト

最近は店頭では全く見かけません。
メルカリやネットショップで入手は可能ですが割高なので、本当に欲しい方だけ購入した方が良さそうです。

▼全体を茶色に汚すならMr.ウェザリングカラーのステインブラウンがオススメ!

▼ポージングにはアクションベース!目立たないクリアタイプが筆者のオススメ。アクションベースは大きさ・形状に1~7のバリエーションがあり、好きなものをチョイスしましょう!

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プロフィール
筆塗りおじさん
筆塗りおじさん
会社員 | リビングモデラー
アクリジョン筆塗り普及委員会 委員長。 2020年から本格的にガンプラ製作・筆塗りを開始。ふだんはシステム開発にかかわる会社員。家族に気を遣いまくり、臭いの少ない水性塗料「アクリジョン」を愛用するリビングモデラー。 臭いが少なく水だけで扱えるすばらしい塗料にも関わらず、イマイチ知名度が上がらないアクリジョンの普及に勤しむ。
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