足りない色を塗っちゃおう!寒ジムをアクリジョンで部分塗装【ガンプラ作例】
HG「ジム寒冷地仕様」をアクリジョンの筆塗り部分塗装で仕上げた作例です。
パーツ成形色で色分けが足りない部分だけ筆塗りしました。
HGUC 1/144 ジム寒冷地仕様
880円 2003年07月発売(公式サイト)
劇中でいきなり全滅させられたジムコマンドと違い、ハイゴッグを撃破するなど若干の見せ場がありません。
そんな寒ジムですが、キット古いので合わせ目がしっかり目立ちます。
白いパーツは塗装しないのでシッカリ消したいところですが、果たして結果や如何に…。
- 合わせ目消し(ぼちぼち)
- スジボリ(失敗)
- 筆塗り部分塗装(ぼちぼち)
- デカール貼り(ぼちぼち)
- ウェザリング(ぼちぼち)
パチ組だと足りない色を部分塗装したいとお考えの方は、ぜひ本記事を参考にチャレンジしてもらえると嬉しいです!
それでは本編をどうぞ!
1.全体像
手足にバチバチ目立っていた合わせ目は、おおむねキレイに消すことができました。
白っぽいパーツ成形色のため、合わせ目箇所の白化が目立たなかったのが大きな要因でしょう。
スジボリで若干のディテールを追加し、成形色で足りない色を筆塗り部分塗装しました。
スミ入れも兼ねてMr.ウェザリングカラーでウォッシングし、最後につや消しトップコートを吹いています。
2.失敗ポイント
■残念なスジボリのデザイン
ボディのスジボリは許せるとして、シールド・アンクルアーマーのスジボリデザインはひどいものです。
この頃はまだ、スジボリを彫ることが目的になっており、彫って満足していた時代です。
デザインも自分で考えたもので、機能的な役割を考えたり、先人の洗練されたデザインを取り入れたりなどは見られません。
また、スジボリの見栄えを良くするテクニックとして、彫ったミゾの角を削るものがあります。
ミゾを立体的に見せ、別々のパーツが組み合わさった感じに見えるのでおススメの加工です。
※この時はそんなことは知らないヒヨッコでした。
▼スジボリのコツが知りたい方はこちらをどうぞ!
■マシンガンの配色
マシンガンは割と細かいモールドがあり、塗りがいがあるものだったのですが、なぜかカッパーとシルバーを多用してしまい、ダサい感じに仕上がってしまいました。
武装の出来栄えでその人の力量がわかると聞きますが、さすが初心者級の完成度です。
※ちなみに、マシンガンのストック部分(銃の後方)には謎の突起があり、まっすぐ構えることができないので、筆者はデザインナイフで切り落としました。
この突起は何なのでしょう。
3.参考になるポイント
3-1.部分塗装
▲肩アーマーの裏をアクリジョンベースグレーで塗っています。装甲裏はベースグレーの部分塗装できまりです。
▲バーニアはシールバーで塗り、内部を赤く塗り分けました。バーニアの塗り分けは質感が上がるので、面倒ですが効果的です!
▲シールドの裏もベースグレーで塗りました。成形色では装甲色と同じ白っぽい色ですが、装甲と別素材な感じが出るのでオススメの塗り分けです。
3-2.スミ入れ
▲頭部パーツの耳部分(?)は、ケガキ針でしっかり彫り直したのでキレイにスミが入っています。曲線の掘り直しはケガキ針が大活躍です。
▲スミ入れはMr.ウェザリングカラー「ステインブラウン」のウォッシングで行いました。スミ入れの色によって作品の印象が大きく変わるので、黒ではない色も試すと楽しいです。
キレイなスミ入れの基本は「モールドの彫り直し」。
ウェザリングで汚しと同時にスミ入れも有効です!
3-3.デカール
▲右肩と左フロントアーマーにはハイキューパーツのナンバーデカールを貼り、4号機という設定にしました。
▲シールドには地球連邦軍の部隊マークを貼り付けています。
▲使ったデカールはこちら。ナンバーデカールとガンダムデカールです。
3-4.ウェザリングマスター
▲ヒザ裏ケーブルの色分けにウェザリングマスターを使いました。Fセットがメタリック系カラーのセットなので、お手軽金属表現にピッタリです。
▲寒冷地仕様ということで雪を表現したく、装甲にウェザリングマスターBセットのスノウを擦りつけました。ホコリをかぶったみたいになってしまいましたが笑
おわり
キットが古く関節がほとんど動かないため、ポーズのバリエーションがありません。
細かい部分を細筆で丁寧に部分塗装してやると、パチ組と比べ格段に見栄えが良くなります。
- 合わせ目は多めの接着剤で圧着すべし
- 装甲裏を暗色で塗ると引き締まった印象に
- バーニアの塗り分けは面倒だが効果的
以上、参考になればうれしいです!
HGUC 1/144 ジム寒冷地仕様
880円 2003年07月発売(公式サイト)
▼古いキットで最近は店頭で見かけることが少ないですが、ネットショップでは比較的まともな価格で入手可能です。ジムはバリエーションが多いので、揃えてみるのも面白いですね!
▼塗装を始めるなら、細筆から平筆まで安価で揃う筆のセットがお得です。
EGガンダムのオモチャっぽさを部分塗装でなくす試みです。ちょっとの筆塗りで効果バツグンなのでぜひ見てください!
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