【ガンプラ作例】情報量UPで似非RGに”ゼフィランサス・スジボリ・マシマシ”
HGガンダムGP01ゼフィランサスを、情報量マシマシの筆塗り全塗装で仕上げました。
塗装ハゲの描き込みが楽しく、ついついやり過ぎてウルサクなってしまいました。
加減が難しい…。
HGUC 1/144 ガンダムGP01 ゼフィランサス
1,320円 2000年08月発売(公式サイト)
かなり古いキットですが、プロポーションが良くカトキ立ちが決まるカッコイイキットなので、あっさりしたディテールをモリモリにし、暗めのカラーリングで”似非RG”風に仕上げみました。
あわせてウェザリングもしていますので、ディテールアップ工作・ウェザリングの参考になれば嬉しいです!
それでは、本編をどうぞ!
1.全体像
ガンダムのトリコロールカラーって、どうもオモチャっぽく見えませんか。(自分だけ?)
そのオモチャっぽさを如何に抑えられるか、彩度を抑えたカラーリングでチャレンジしました。
原色に近い成形色を少しくすんだ色に変えたことで、多少マシにできた気がします。
スジボリと塗装ハゲが楽しく、全体的にうるさくなったのが反省点です。
合わせ目消し、表面処理
プラ板工作・スジボリ
本体等 ホワイト部
ガルグレー 50%
+ つや消しホワイト 50%
本体等 ブルー部
インディブルー 70%
+ つや消しホワイト 20%
+ ニュートラルグレー 10%
装甲裏等
ベースグレー
シールドの一部
ガルグレー 100%
本体等 イエロー部
ベースイエロー 70%
+ オレンジイエロー 30%
本体等 グレー部
ニュートラルグレー 100%
バックパック
マホガニー 100%
センサー部
蛍光レッド
本体等 レッド部
あずき色 50%
+ ベースレッド 50%
ビームライフル
スモークグレー 100%
関節部
赤鉄色 100%
バーニア
シルバー 100%
※すべてアクリジョン
2.工作
2-1.プラ板工作
▲肩に小さく切ったプラ板を取り付け凸モールドを作りました。スジボリは削る工作なので、たまには盛る工作をしたくて雰囲気で貼り付けました。
▲鎖骨部分のセンサーは既存のものをデザインナイフで削り落とし、プラ板を積層して成形したもの取り付けて再構築しています。既存の造形がだるくて気に食わなかったので作ってみましたが、あまり違いが判らないかもしれません。(^^;
▲前腕のノズルも既存のものは造形がダルかったのでそぎ落とし、半円型のプラ棒とディテールアップパーツで作り直しました。設定画にもありますが、この部位は何なんでしょうね。調べた限りではわかりませんでした。
2-2.スジボリ
▲肩、前腕はあっさりだったのでモールドを多めに刻みました。余白を残す意識はあるのですが、つい細かくスジボリしがちです。
▲腰。既存モールドの彫り直しを中心に行い、寂しい場所にはスジボリで情報量を追加しました。
▲脚部は一番力を入れた場所で、特にヒザパーツは曲線と直線を組み合わせ、デザインを何度かやり直しました。ふくらはぎを中心に既存のモールドも丁寧に彫り直しています。
▲のっぺりしたしシールドは、不自然にならない程度にパネルラインを彫り込みました。装甲を繋ぎ合わせたシールドは強度が落ちるのでは?と思うので、毎回スジボリに悩みます。プラ板で若干のディテールを追加しています。
▲胸部も正面から側面につながるパーツ分割を意識し、パネルラインを引きました。胸の白い部分は細かめのスジボリを施し情報量を追加しています。
▼スジボリの入門にはリーズナブルなタガネがオススメ!筆者はこれを使っています。
3.筆塗り全塗装
▲ ガンダムのカラーリングは色鮮やかで、オモチャっぽさを感じさせるので苦手です。
大人びたテイストにしたかったので、白は薄いグレーに、赤・青・黄はグレーを混ぜて彩度を落とした色で塗りました。狙い通りオモチャ感はなくなったのではないでしょうか。
▲ポーズをとるとチラ見えする装甲の裏側は、暗い色に塗っておくと作品が引き締まり完成度が上がります。ひと塗りで発色する隠ぺい力の高いベースグレーが使いやすいです。
▲フクラハギのバーニアノズルは中央をピンバイス+ドリル刃で開口し、銀色に塗りました。つや消しトップコートで輝きが無くなってしまったのが反省点です。ちなみに、スネ装甲の裏、腰のサイドアーマー裏もベースグレーで塗っています。
▲関節は筆者定番の焼鉄色で塗っています。カンタンに金属の質感が出るので重宝しています。ウェザリングとの相性も良く、配色に困ったらこれを塗っておけば良いでしょう。
4.ウェザリング
▲シャバシャバに薄めたMr.ウェザリングカラー「シェイドブラウン」を全身に塗り、専用薄め液で湿らせた綿棒で拭き取ります。パーツにほんのりと汚れが残るのと、モールドに塗料が残りスミ入れが同時に行えます。黒以外の色でスミ入れするとマイルドになります。
▲装甲がぶつかって塗装が剥げそうな個所に、リアルタッチマーカーのリアルタッチグレー3で塗装ハゲを描き込みました。限りなく黒に近いグレーすが、黒とは違う色味です。マーカーの「細」の方で、地道にちょんちょん描き込んでいます。
▲調子に乗って塗装ハゲを描き込みすぎ、大分くどくなってしまいました。ヒロイックなガンダムには程遠い、ボロボロガンダムになり、反省です。ウェザリングはやり過ぎると作品が台無しになるので注意です。
おわり
ガンダム系は彩度を抑えめに塗装すると、子供っぽい印象がガラッと変わるのでお勧めです。
HGゼフィランサスは古いキットですが、手を加えると十分かっこよくなると思います。
(可動範囲はお察しですけどね)
以上、参考になればうれしいです!
それでは、ステキな筆塗りライフを!
HGUC 1/144 ガンダムGP01 ゼフィランサス
1,320円 2000年08月発売(公式サイト)
▼汚しとスミ入れを同時に行うならMr.ウェザリングカラー「シェイドブラウン」がオススメ
コメントを残す