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HG

【ガンプラ作例】「成形色でもオシャレはできる!」オトナなジェスタキャノンに仕上げる

筆塗りおじさん

塗装をせず成形色でHGジェスタキャノンをカッコよく仕上げる試みです。

積みプラの山が気になりだし、スジボリなし・バーニアのみの部分塗装、最後にウェザリングしただけのお手軽製作です。

使用キット

HGUC 1/144 ジェスタ・キャノン
2,200円 2013年02月発売(公式サイト

ガンダムUCのキットは等身が高くスタイリッシュで、成形色による色分け再現も割と優秀なので、塗装をしなくてもカッコよくなるのでは!?と思ったのでした。

全てのパーツにヤスリをかけ平面を出し、機体配色に合ったデカールを散りばめ、成形色でも見栄えがするよう製作しています。

塗装はハードルが高いとお思いの方向けに、成形色仕上げの参考になれば嬉しいです!

それでは、本編をどうぞ!

1.全体像

ジェスタキャノン 正面
ジェスタキャノン 背面

スジボリをしない代わりに、既存モールドを掘り直しました。
そうすることでスミ入れ時にスミがくっきり入るのです。

Mr.ウェザリングカラーでウォッシングし、汚しと同時にスミ入れしています。
モールドを彫り直したおかげでスミがキレイに入りました

アクセントカラーのオレンジが鮮やかなので、同じオレンジのデカールを全体に散りばめています。

Color Recipe

カラーレシピ

バーニア・ノズル
シルバー 100%


腰部Vマーク
オレンジイエロー 50%
+ ベースイエロー 50%

関節部
赤鉄色 100%

本体 暗色部
ベースグレー 100%

※すべてアクリジョン

2.工作

2-1.合わせ目消し

成形色仕上げの一番の難敵は「合わせ目消し」です。
塗装をしないので、消した合わせ目の白化を隠すことができません

色の薄いパーツはほぼ完ぺきに合わせ目が消えていますが、濃い色のパーツだと、接着した個所が白く目立ってしまいます

プラスチックを溶かす樹脂系接着剤は少なからず白化するので、それを抑える方法はありません
気になるようなら塗装するしかないでしょう。

2-2.モールドの彫り直し

▲迫力満点のビームライフルです。細かい凹凸やモールドで情報量が多く、丁寧に彫り直してやればスミがキレイに入ってぐっと引き締まります大変ですがやっておくと見栄えが違いますね。

▲ジェスタキャノンたらしめる特徴的な増加装甲も、ミゾをケガキ針で彫り直しました。スミが入ることで別パーツ感が強調され、作品の完成度が上がります。

▲頭部の○モールドや、増加装甲のミゾもすべからく彫り直します。スミ入れすると塗料が良く入り込み、作品全体が引き締まって見えます

▼スジボリしない派の方でも既存のモールドを彫り直しておくと、完成度がぐっと上がりますヨ!
曲線にも対応できるケガキ針がオススメです。持ち手部分がゴム素材で使いやすく、筆者も愛用しています。

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3.塗装

成形色仕上げと言っておきながら、実はちょこっとだけ筆塗り塗装してます。^^;)

▲腰の「V」マークは成形色で色分けされていなかったのでオレンジに塗りました。ケガキ針で周りを彫り込みくっきり目立つようにしています。どうしてもこの部分は塗り分けしたくなっちゃいますね。

▲関節は金属っぽい質感にしたかったので、いつもの焼鉄色を塗りました。ひと塗りでカンタンに金属感がでて、つや消しを吹いても鈍く輝いてくれます。

▲バックパックのバーニアはシルバーに塗り分けました。マスキングせずにつや消しを吹いたため、ただの灰色っぽい仕上がりに…。おまけに内側にはみ出しており、我ながら雑な仕上がりです。こういうところをシッカリしておくと作品の完成度が上がります。

4.ウェザリング

シャバシャバに薄めたMr.ウェザリングカラー「シェイドブラウン」で全体をウォッシングした後、アクリジョンの焼鉄色をスポンジでスタンプし、塗装ハゲを表現しました。

5.デカールワーク

今回一番頑張ったのがデカール貼りです。
スジボリをしていないので、情報量を増やすためデカールを思う存分貼りまくりました。

5-1.バランスを考える

デカールワーク 正面
デカールワーク 背面

デカール貼りでまず大切なのは「全体のバランス」です。

大きく目立つデカールは1か所にまとめず全体に散らしています。
大きなデカールをまとめて貼るとゴチャゴチャした印象になるので注意です。

つぎに小さいデカール。可能な限り「左右対称」「前後対象」を意識したいところです。
両方の手足で対象になるように貼る、といったイメージです。

5-2.配色を考える

全体が暗めなこの機体は、センサーやバイザーのオレンジが目立ちます。
デカールもキットの配色に則り全体にオレンジが散らばるよう意識して、オレンジ色のデカールを貼りました。(オレンジ以外はホワイト・グレーのモノトーンデカール)

このように、機体配色に合わせてデカールの色を選ぶと、カラーリングの邪魔をせずに情報量を増やせるのでオススメです。

▼グレー&オレンジのコーションデカールは汎用的で使い勝手が良いです。持っておくと何かと役立ちます!

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おわり

成形色仕上げでもカッコよくなると実感した作例でした。

ガンダムUCキットはみな背が高くデザインが秀逸ですよね。
割とレアなキットですが、見つけたらぜひ入手してジェスタキャノン作ってみてください。

以上、参考になればうれしいです。

それでは、ステキな筆塗りライフを!

使用キット

HGUC 1/144 ジェスタ・キャノン
2,200円 2013年02月発売(公式サイト

▼定価より少し割高ですが、Amazonで入手が可能です!
ゴツゴツ武骨な雰囲気がカッコイイですよ!

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プロフィール
筆塗りおじさん
筆塗りおじさん
会社員 | リビングモデラー
筆塗り大好き「筆塗りおじさん」です!

・北海道札幌市在住
・IT系企業に勤める会社員
・2020年から本格的にガンプラ製作を開始
・得意:筆塗り・スジボリ
・GANSTA(ガンスタ)のいいね数 3,834
・製作ペース:8体/年

筆塗りを楽しみながら、アクリジョンのすばらしさ、ガンプラ製作の楽しさを発信しています。
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