【失敗作例】シナンジュ・スタインをピンクで筆塗りしたら発色が悪かった件
HGでは比較的大きい「シナンジュ・スタイン」をアクリジョンで筆塗り全塗装しました。
メインカラーのピンクに濃淡をつけ、パネルライン毎に塗り分けた作例です。
HGUC 1/144 シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.)
2,860円 2018年10月発売(公式サイト)
「撃っちゃうんだなぁこれが!」で有名なゾルタンさんが乗るナラティブ版のシナンジュスタインです。
調色したピンクで濃淡をつけましたが、思ったよりくすんでしまいました。
- スジボリ(失敗)
- ディテールアップ工作(ぼちぼち)
- 筆塗り全塗装(失敗)
- デカール貼り(ぼちぼち)
- 色鉛筆で色付け
くすんでしまった原因と、その対策を解説しますので、参考になればうれしいです!
それでは本編をどうぞ!
1.全体像
ピンクを3段階の濃淡に調色して塗り分けましたが、隠ぺい力が弱いためくすんだ印象になりました。
キットの成形色はグレーなので、発色を考えベースカラーを調色すべきでした。
加えてウェットパレットを使ったため、水分で塗料が希釈されてしまったのも原因のひとつと思います。
色味を補うため、エッジやパネルラインに色鉛筆でオレンジ色をこすりつけました。
関節、シールド裏、バックパック基部は、ウェザリングマスターのFセットで金属感を出しています。
2.失敗ポイント
2-1.浅いスジボリ
スジボリ初心者級の筆者が果敢にスジを彫りましたが、全体的に彫りが浅く、筆塗りすると塗料で埋まってスミが入りにくくなってしまいました。
- もう少し深くスジボリする
(なぞる回数を増やす) - 塗装で埋まったら彫り直す
スジボリしたミゾが浅いのが最大の原因ですが、塗装で埋まってしまったミゾは彫り直すとキレイにスミが入ります。
※キレイにスミ入れする方法をまとめています。良ければどうぞ!
2-2.くすんだピンク
シナンジュスタインのパーツ成形色はグレーなので薄いピンクの発色が悪く、全体的にくすんだ色味になってしまいました。
くすみをごまかすために色鉛筆で色を乗せることになりました。
もっと鮮やかなピンクにしたかったのに、納得いかないデキになったのでした。
- 調色時にベースホワイトを混ぜるべし
アクリジョンの白系統は隠ぺい力が低いため、薄めのピンクを調色する際、アクリジョンベースカラーのベースホワイトを混ぜると成形色のグレーに影響を受けず、もっと鮮やかな色になったと思います。
2-3.サボった部分
筆者は普段、装甲裏をベースグレーで黒っぽく塗るのですが、シナンジュスタインはパーツが多くサボりました。やはりオモチャ感が残ってしまうので、装甲裏の塗装は行うべきでした。
また、前腕のエングレービング付き装甲は合わせ目消しを諦めたせいで、合わせ目がばっちり見え完成度を下げる要因になりました。
3.エングレービングの塗り分け
「袖付き」のエングレービングはエナメル塗料を使うとキレイに塗り分けられます。
- アクリジョンのシルバーでパーツ全体を塗る
- 乾いたら黒のエナメル塗料でパーツ全体を塗る
- エナメル溶剤を付けた綿棒でエングレービング部分を拭き取る
文字で読むとイメージしづらいですが、やってみると結構に簡単です。
先に塗ったアクリジョンのシルバーでパーツが保護されるので、エナメル塗料でパーツが侵食される心配はありません。
おわり
大きい機体でパーツ数も多く筆で塗るのは大変でしたが、達成感はありました。
- 隠ぺい力の弱い白系の色はベースカラーを混ぜる
- スジボリはある程度深く彫る
- エングレービングは水性塗料+エナメル塗料で塗り分ける
ぜひ、オリジナルカラーに全塗装してみてくださいね。
以上、参考になればうれしいです!
HGUC 1/144 シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.)
2,860円 2018年10月発売(公式サイト)
等身が高く大きいキットで、ディテールも細かく素組みでもカッコイイキットです。
塗装する場合は、パーツ数が多いのでそれなりの覚悟を持ってチャレンジしましょう!
▼ポージングにはアクションベース!目立たないクリアタイプがオススメ。大きさ・形状に1~7のバリエーションがあり、好きなものをチョイスしましょう!
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