【ガンプラ作例】オリジンザクⅠをアクリジョンと色鉛筆でグラデーション塗装！

ハイディテールのオリジンザクⅠにアクリジョンで筆塗り全塗装し、色鉛筆でグラデーションを表現した作例です。

成形色をガラッと変えたかったので、一度ベースカラーで全塗装し、その上から通常色を重ねています。

※塗装の工程はこちらの記事にまとめています。

よければご覧ください

【色付きのサフ】アクリジョンベースカラーを筆塗り！使い方やメリットを徹底解説！

1．全体像：オリジンザクⅠ

HGのオリジンザクⅠをストレートに組み、ベースカラーの下地塗装＋通常色で全塗装し、色鉛筆でグラデーションを描き込みました。

以下、作業工程です。

※スミ入れの工程はこちらにまとめています。

よければご覧ください

スミ入れならエナメル塗料！ガンプラに簡単スミ入れ！注意点と対策も紹介！

2．各部詳細

▲陰影を強調したく黒のエナメル塗料で強めにスミを入れています。モールドを彫り直したおかげでクッキリしました。オレンジ部分は濃淡を付けるよう色鉛筆で描き込みました。グポーンは付属のシールです。

▲青い部分は暗い色と明るい色を一色ずつ書き足し、グラデーションを表現しました。思ったより味が出て満足しています。左胸のジオンマークはシールの段差消しに失敗し、削り過ぎて欠けてしまいました。

▲丸みを帯びた肩パーツは上部にクリーム色、白で2段階のハイライトを描き込んでいます。グラデーションは下の方を暗い色、上の方を明るい色で塗ると見栄えが良くなります。

▲平面が多いシールドも色鉛筆でグラデーションしました。上のカーブ掛かっている部分にハイライトを描き込んでいます。絵画的ですが立体感が出た気がします。

▲ヒートホークは色鉛筆を使わず、アクリジョンだけで塗装しています。刃部のグラデーションはまずまずの仕上がりです。

▲腰部も他のパーツと同様、下の方が暗い色になるよう意識して色鉛筆で描き込みました。

▲一番力を入れたのが脚部です。機体で最も下に位置するパーツなのでグラデーションは暗い色を多めに使っています。太ももの青部分に入れたハイライトが立体感を強調しています。

▲オレンジ部分はオレンジの濃淡を描き込んだ後に「紫」を加えています。オレンジに紫を加えると色に深みが出て、濃淡だけでは薄っぺらくなる質感に一味加えてくれます。

※ヒートホークはこちらの記事でグラデーション塗装しています。

よければご覧ください

筆塗りでグラデーション！アクリジョンでヒートホークの赤熱化を表現！

3．使用ツール

• 基本工作
  • デザインナイフ
  • 金属ヤスリ（平型）
  • スポンジヤスリ
  • ケガキ針
  • タミヤセメント（流し込みタイプ）
• 塗装
  • アクリジョンベースカラー
  • アクリジョン
• グラデーション
  • 色鉛筆
• 仕上げ
  • トップコート（半光沢、つや消し）

4．ポーズ

おわり

ディテールの多いオリジンキットの例に漏れず、ザクⅠも非常にハイディテールで、ストレートに組んでもスミ入れすれば非常に見栄えがします。

本作例は、弊サイトでアクリジョンベースカラーの解説でサンプル的に塗装したものに、手を加えたものです。

筆塗りではなかなか表現が難しいグラデーションを色鉛筆でやってみようという作戦でした。
色のコントロールがしやすく、しかも手軽なので、塗装の表現としてありだと思っています。

参考になればうれしいです。

それでは、ステキな筆塗りライフを！

▼作例で使用した色鉛筆です。色数豊富でリーズナブル！
微妙な色の変化をグラデーションで表現するなら色数が多い方が便利です。172色もあれば表現の幅が大分広がります。リーズナブルですが使用感は安っぽくなく、良く発色します。

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筆塗りおじさん

会社員 ｜ リビングモデラー

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アクリジョン筆塗り普及委員会 委員長。 2020年から本格的にガンプラ製作・筆塗りを開始。ふだんはシステム開発にかかわる会社員。家族に気を遣いまくり、臭いの少ない水性塗料「アクリジョン」を愛用するリビングモデラー。 臭いが少なく水だけで扱えるすばらしい塗料にも関わらず、イマイチ知名度が上がらないアクリジョンの普及に勤しむ。