※弊サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

グラデーション

アクリジョンでヒートホークの赤熱化を表現しよう!-筆塗りグラデーション

筆塗りおじさん

記事を書いた人

筆塗りおじさん
筆塗りおじさん
会社員 | リビングモデラー
Profile
アクリジョンのすばらしさ、筆塗りHowto、ガンプラ製作の楽しさを発信しています。
・北海道札幌市在住
・IT系企業に勤める会社員
・2020年から本格的にガンプラ製作を開始
・得意:筆塗り・スジボリ
プロフィールを読む

【PR】
ガンダム作品も充実

プライム会員なら見放題+お買い物の送料が無料に!

ザクの接近白兵武器と言えばヒートホーク
刃部をプラズマ化させ、高温で敵機を溶断するロマン武器です。

劇中では輝くヒートホークですが、プラモデルに付属するそれは単色で味気ないものです。

そこで今回は、単色のヒートホークにアクリジョンの筆塗りでグラデーションを施し、劇中の「赤熱化状態」を再現してみようと思います。

用意するもの
  • ヒートホーク×1
  • 平筆・細筆
  • アクリジョン
    ※色はすべて揃わなくても構いません。
    • 焼鉄色
    • パープル(紫)
    • ニュートラルグレー
    • オレンジ(橙)
    • オレンジイエロー(黄橙色)
    • イエロー(黄)
    • ベースイエロー

1.筆塗りでグラデーション

ヒートホークの持ち主はオリジン版旧ザクさんです。

使用キット

HG 1/144 ザクI(デニム/スレンダー機)(公式ページ

▲今回使うヒートホークはグレーの単色です。

成形色が暗く通常色の発色に影響しないので、下地塗装をせずそのまま塗装を始めます。

グラデーション塗装に使う筆

▲筆は幅の違うものを2本使います。

振る面積によって平筆・細筆を使い分けます。

2本ないと塗れないわけではありません。私は塗り分けを楽にするため用意しました。

今回使った筆はコチラ

1-1.隠ぺい力の高い色から塗る

筆塗りは「隠ぺい力の高い色から順に塗る」のがセオリーです。
先に隠ぺい力が高い色を塗っておけば、後から塗った色がはみ出ても発色しづらく、修正が容易になるからです。

色による隠ぺい力の違い

隠ぺい力は色により次のような傾向があります。

  • 黒や青、緑などの暗い色 … 隠ぺい力が高い
  • 白や赤、黄色などの鮮やかな色 … 隠ぺい力が低い
ふでおじ
ふでおじ

アクリジョンで上手に筆塗りするには、色による隠ぺい力の違いを理解することが大切です。

1-2.刃以外の塗装

まずは、赤熱化する刃以外の部分を塗ってしまいましょう。

アクリジョン 焼鉄色

▲刃の柄に近い部分は焼鉄色で塗っていきます。金属を表現をしたくメタリックカラーをチョイスしました。

焼鉄色を塗りました

焼鉄色を塗りました。光の加減でキラキラ光ります。プラスチックが金属になった瞬間です。

パープルとニュートラルグレー

続いて柄の部分を塗っていきます。画像を検索すると紫のものが多かったので、紫系の色に塗ります。

なすびみたい

▲パレット(クッキングシート)に塗料を取り出しました。なすびのように見えますが、紫とニュートラルグレーの混色です。(3:2程度)

柄をパープルに塗りました。

柄の部分をなすび色紫で塗りました。これでグラデーション前の塗装は完了です。

1-3.刃の塗装

刃の部分を塗る塗料

つづいて刃のグラデーション塗装していきます。
塗料は4種を使います。(オレンジ・オレンジイエロー・イエロー・ベースイエロー)

成功するかは神のみぞ知る…ではやっていきましょう。

オレンジ+ベースイエロー

▲グラデーションは暗い色から塗っていきます。オレンジとベースイエローを3:2の割合で調色します。

濃いめのオレンジを作ります

パレットに取り出した塗料を混ぜました。黄色寄りのオレンジといった色味です。

ベースの色を塗りました

刃の部分を塗りました。これがグラデーションのベースの色になります。
※3回塗り重ねています。

オレンジとベースイエローを混ぜます

▲続いグラデーションの次の色を塗っていきます。オレンジとベースイエローを2:1の割合で調色します。

さらに黄色を加えます

さっきのオレンジと同じ色になったので、さらにイエローを足しました。狙った色味になるまで調整します。

少し黄色っぽいオレンジになりました。

このように、先ほどのオレンジより少しだけ黄色に近い色になりました。

塗ったのがこちら

▲塗ってみるとこんな感じ。1回目に塗った色と違いが出ず、若干焦っています(笑

さらに黄色を加えます

つづいて、先ほど作った色にふたたびイエロー加えます。

与力い色に近くなりました。

さらに黄色に近い色味になりました。

あまり違いが判らない

▲塗ってみるとこんな感じ。微々たる色の違いですが、緩やかなグラデーションにしたいのだと自分を納得させます。

卵かけご飯が食べたくなる

先ほどの塗料にイエローをおかわりします。いい卵のTKGを想わせる黄色です。

グラデーションの完成。

塗ってみた結果がこちら。緩やかですがグラデーションになっています。神様はうっすらとほほ笑んでくれたようです。

前作はグラデーションがきつすぎたので、今回は緩やかにしたと言い訳しておきます。

以前のヒートホーク

1-4.トップコートとスミ入れで仕上げ

塗装が終わったので、トップコートを吹きスミ入れをして仕上げてしまいましょう。

▲エナメル塗料でスミ入れする前は割れ防止のトップコートを吹いておきましょう。今回は半光沢をチョイス。

あらかじめ希釈されている「スミ入れ塗料」です。強めにスミを入れたいのでブラックを使います。

スミ入れしたヒートホークがこちら。これにて完成です!

完成したヒートホーク

完成したヒートホーク

赤熱化したヒートホークが完成しました!

鉄は温度によってこのように色が変わるそうです。

温度による鉄の色変化

完成したヒートホークは900℃といったところでしょうか…。
これでは装甲を溶断できそうにありませんが、雰囲気重視でオレンジっぽい色に仕上げました。

ヒートホークを塗ったの水性塗料「アクリジョン」です。
詳細に興味がある方はこちらをご覧ください。

よければご覧ください
水性塗料「アクリジョン」の性能を解説!発色・乾燥時間・塗膜の強度
水性塗料「アクリジョン」の性能を解説!発色・乾燥時間・塗膜の強度

2.筆塗りでもグラデができる!

ヒートホークを返してもらった旧ザクさん

ザクⅠ①
ザクⅠ③
ザクⅠ②

塗装が終わったヒートホークを持ち主にお返ししました。

グラデーションにより刃部の「赤熱化状態」が表現されているのではないでしょうか。
筆の「まばらな塗り加減」がいい味になっている気がします。

<使った色>
アクリジョンベースイエロー
イエロー
オレンジイエロー
オレンジ

まとめ

以上、筆塗りグラデーションでヒートホークを仕上げる解説でした。

グラデーション塗装はエアブラシが必要なイメージがありますが、筆塗りでも工夫次第でグラデーションを表現できます。

聞くと難しそうですが、やってみると意外とカンタンです。習うより慣れろですね。
まずは、簡単に塗装できるヒートホークから筆塗りグラデーションにチャレンジしてみてくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは、ステキな筆塗りライフを!

Amazonでアクリジョンを見る

使用キット

HG 1/144 ザクI(デニム/スレンダー機)
1,870円 2016年05月発売(公式サイト

BANDAI
¥1,870 (2024/10/03 21:35時点 | Yahooショッピング調べ)

▼記事に登場したザクⅠの作例記事です。良ければご覧ください。

関連作例
【ガンプラ作例】オリジン版ザクⅠの成形色を生かして簡単フィニッシュ!
【ガンプラ作例】オリジン版ザクⅠの成形色を生かして簡単フィニッシュ!

▼アクリジョンで明るい色を塗るにはベースカラーが必須!

関連作例
色付き下地塗料★アクリジョンベースカラーの使い方・メリットを徹底解説!
色付き下地塗料★アクリジョンベースカラーの使い方・メリットを徹底解説!

よろしければ「いいね」して頂けると励みになります!

コメントを残す

プロフィール
筆塗りおじさん
筆塗りおじさん
会社員 | リビングモデラー
アクリジョンのすばらしさ、筆塗りHowto、ガンプラ製作の楽しさを発信しています。
・北海道札幌市在住
・IT系企業に勤める会社員
・2020年から本格的にガンプラ製作を開始
・得意:筆塗り・スジボリ

【PR】
ガンダム作品も充実

プライム会員なら見放題+お買い物の送料が無料に!

記事URLをコピーしました