ガンプラの筆塗りに必要なもの4選!アクリジョン・調色スティック・筆・パレット
GSIクレオスの水性塗料「アクリジョン」をご存じですか?
アクリジョンは臭いが少なく水だけであつかえる初心者にやさしい塗料です。
下地を溶かさないのでゆっくり塗ることができ、ガンプラの筆塗りに向いています。
そんなアクリジョンでガンプラを筆塗りするには、どんなものが必要なのでしょうか。
- アクリジョン(必要な色)
- 調色スティック
- 筆
- パレット
- ※あると便利なもの
- 塗装棒
- 塗装ブース
筆塗りに必要なものはこれだけです。思ったより少なくありませんか?
本記事では、これから筆塗りを始める方向けに、アクリジョンの筆塗りには必要なモノを詳しく解説していきます。
参考作例
EGガンダムさん
この作例に使ったものを紹介します。
カラーレシピ
塗装の全容が気になる方は次の記事をご覧ください!
筆塗りのコツも紹介しています。
1.アクリジョンの筆塗りに必要なもの
アクリジョンの筆塗りに必要なものは以下の4つです。
- アクリジョン ※必要な色
- 筆
- パレット
- 調色スティック
アクリジョンを筆で塗るのですから、当たり前といえば当たり前です。
強いて言えば、調色スティックは割り箸などで代替できますが、効率が悪いのでおススメしません。
では、それぞれ見ていきましょう。
1-1.アクリジョン ※必要な色
冒頭でお見せしたEGガンダムの塗装には、合計15色のアクリジョンを使いました。
意外と多いですよね。
全塗装では必要な色数が増え、一度に買うとまとまった金額になるので、初心者の方には少ない色で塗れる部分塗装をおススメします。
まずは少量の塗料を使った部分塗装で、筆塗りの感覚をつかむと良いでしょう。
※次の記事でEGガンダムの部分塗装を紹介しています。
使う塗料は4種類で合計1,100円です。
よく使う便利な色
アクリジョンベースカラー
ベースグレー
▲本来は下地用の塗料ですが、通常の塗装にも使えます。筆者は装甲の裏やダクト内部などをこの色で塗っています。
アクリジョンベースカラー
ベースレッド + 赤系色
▲赤系の色は隠ぺい力が弱く発色しにくいため、通常色にベースレッドを混ぜて発色を向上させます。
アクリジョンベースカラー
ベースイエロー + 黄系色
▲黄色系は隠ぺい力が非常に弱い色なので、ベースイエローと通常色を混ぜて使います。黄色系にはベースイエローが必須です。
グランプリホワイト
▲白いパーツを塗るならグランプリホワイトがオススメ。ホワイトは白すぎて違和感があるので、少しくすんだ白を使います。
シルバー(銀)
▲バーニアや金属部分、塗装ハゲなど、塗ると金属のような質感が出ます。使いどころが多く、効果も高いのでよく使います。
ニュートラルグレー
▲関節やハンドパーツ、武装などは、とりあえずこれを塗れば大丈夫というほど万能なグレー。1家に1瓶用意しておきたいところです。
他の色は公式カラーラインナップからご確認ください。
通販サイトでもほぼ全色取り扱いがあります。
Amazonでアクリジョンを見る
1-2.筆
筆は非常に種類が多いのでここでは紹介しきれませんが、とりあえず、ガンプラの筆塗りには2種類あればOKです。
ひとつは、細めの平筆。
ふたつめは、面相筆です。
▲細めの平筆
筆先は3mm~10mm程度のものが、細かいところも広いところも塗れるので便利です。
筆者は3mmの平筆を使ってEGガンダムを筆塗りしました。
▲面相筆
筆先が1mm程度の細い筆です。
ガンダムの顔や奥まったセンサー部など、細かいところを塗り分けする際に使います。
また、はみ出した際のリタッチにも便利です。
筆者はAmazonで800円程度で購入した10本セットの筆を使っています。
安価で筆の太さの種類が豊富なので、これから筆塗りを始める人にオススメです。
1-3.パレット
▲塗料を取り出すパレットです。
言ってしまうと、塗料を筆で扱うことができればどんなものでも構いません。
お皿やペーパーパレットなど種類が多いので、使いやすいものを探してみましょう。
<メジャーなパレット>
- Mr.塗料皿(10枚入り 税込220円)
- Mr.ウェットパレット(税込374円)
筆者は、ウェットパレットの容器にクッキングシートを敷いてパレットにしています。
皿や容器は洗う必要があり面倒なので、使い捨てできるとお手軽です。
クッキングシートの利用について
初めはウェットパレットに付属のシートを使っていましたが、使い切ったためクッキングシートで代用しています。
また、ウェットパレットはアクリジョンが乾燥しないという便利アイテムですが、水分でアクリジョンが薄まり上手く塗れない経験を多くしたので、水を入れずに使っています。
ウェットでも何でもないですね(笑
1-4.調色スティック
▲塗料を攪拌(かくはん)したり、すくい取ったりするための金属の棒です。先端がスプーン上になっていてマドラーのような形状をしています。
タミヤの調色スティックが有名です。
※写真は使用済みで汚れていますが、新品は銀ピカです。
なぜ必要なのか
アクリジョンは顔料が瓶の底に沈殿しているので、使う前によくかき混ぜる必要があります。
割りばしやなど棒状のものを使っても良いのですが、効率が悪いので塗装専用のツールを使いましょう。
▲ふたを開けたばかりのアクリジョンは、このように顔料がビン底に沈殿しています。
▲調色スティックを使って、全体が均一になるようビンを底からかき混ぜるのです。
▲ある程度(30~40回)かき混ぜると均一に混ざりました。
▼塗装をするなら調色スティックは必ず持っておきたいところ。
2.あると便利なもの
2-1.塗装棒
パーツを手で持って筆塗りすると、塗料が手について汚れたり、指が邪魔でうまく塗れなかったりします。
そこで役に立つのが「塗装棒」です。
先端がクリップ上になっており、パーツを挟んで持つことができます。
有名なMr.ネコの手棒や、通販サイトで多くのものが出回っており、おおよそ20本で1,000円程度の価格帯です。
▲手で持って筆塗りすると、指が邪魔でキレイに塗ることができません。
▲そんなときは塗装棒を使います。パーツ裏の出っ張りなどをクリップで挟みます。
▲ご覧の通り、パーツ全体を塗ることができるようになりました。
クリップの大きさに注意しよう
塗装棒のクリップは大きさにバリエーションがあります。
比較的パーツが小さいHGのキットを塗るなら、小さめか中くらいのクリップが良いでしょう。
MG等の大きいキットを塗る場合、小さいクリップは保持力が心配なので中くらいか大き目のものがオススメです。
わからない場合は中くらいのものを買えばOKです。パッケージに「中」など記載されているもを選びましょう。
▼あると便利と書きましたが、塗装をするならほぼ必須のアイテムですね。
最近のキットはHGガンプラでもパーツ数が多いので、36本入りがオススメです。
2-2.塗装ベース
最後に塗装ベースです。
「ハニカムコア」と呼ばれるハチの巣状の構造になっており、塗装棒を差し込んで固定することができます。
筆塗り後のパーツを換装させる際に重宝します。
メジャーな「Mr.ネコの手ステーション」「Mr.トラのステーション」や、通販サイトなどで様々なものが売られています。自作する方もいらっしゃるようです。
▼クレオスの猫の手ステーションがメジャーです。少しですが持ち手棒もセットで付属します。
まとめ
以上、アクリジョンでガンプラを筆塗りするのに必要なものを紹介しました。
必要最低限の道具を紹介しましたが、便利なものは他にもたくさんあります。
機会があれば本サイトでも取り上げますので、よければご覧ください。
最後に、紹介したものを揃えた場合の金額を見てみましょう。
ツール | 金額(税込) ※2024年9月28日時点のAmazon価格を参考 |
---|---|
アクリジョン※1 | 3,740円 |
筆※2 | 600円 |
調色スティック | 396円 |
塗装棒※3 | 982円 |
塗装ベース | 645円 |
合計 | 6,363円 |
※2 2本
※3 36本入りセット
上記は、記事冒頭で紹介したEGガンダムを全塗装に使ったものの金額です。
これを高いととらえるか安いと思うかは人それぞれですが、「ちょっと塗装を試してみよう」と思って出すにはいささかおサイフにキビシイ金額です。
塗料代の割合が多いので、初めて塗装をする方は使う色数を抑えて部分塗装から始めるのが良いかもしれません。
※部分塗装だと、塗料代はベースカラー×2、通常色×2の1,100円です。
100円ショップで使えるものを見つけたり、通販サイトで安いものを探したり、工夫次第で費用は抑えられるので、色々探してみるのも楽しいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
それでは、ステキな筆塗りライフを!
▼初心者の方にはリーズナブルな塗装セットがお得!
▼次の記事で、アクリジョンを使った筆塗りのコツを徹底解説しています。良ければご覧ください。
ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム
770円 2021年05月発売(公式サイト)
▼少ないパーツ数で色分けが再現されており、短時間で簡単に組むことができるので、塗装の練習にピッタリのキットです。
▼次の記事にEGガンダムを全塗装・ウェザリングした作例を掲載しています。
参考にご覧いただけると嬉しいです!
コメントを残す