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道具

【初心者向け】ニッパーって必要なの?ガンプラ製作には薄刃ニッパーがオススメ!

筆塗りおじさん

ガンプラの製作には欠かせないニッパー。

筆者も、製作に慣れた今でこそ使うのが当たり前になりましたが、初めてのガンプラ製作ではニッパーを使いませんでした

初心者の方は、こんな疑問をお持ちかもしれません。

  • ニッパーがないとダメなの?
  • 何に使うの?
  • どんなものがイイの?
  • 高価なものをがイイの?

ガンプラの製作にニッパーは必須です。

パーツの切り出しにはニッパーを使います。
※タッチゲートというニッパー不要のゲートもありますが。

本記事では、ニッパーが必要な理由と、初心者にオススメのニッパーを紹介します。
是非最後までご覧ください。

1.ニッパーが必要な理由

前述の通り、ニッパーはプラモデルのパーツを切り出すのに必要です。
ですが、切り出すだけならハサミやナイフなど、他の刃物でもよいはずです。

実際にパーツを切り出しながら、ニッパーが必要な理由を見ていきましょう。

1-1.ニッパーでパーツを切り出す

▲ランナーからガンプラのパーツを切り出していきます。

ニッパーを手に持ちます。持ち手は滑りにくくなっているものが多いです。

▲ゲート(パーツとの接続部分)を少しだけ残し、ニッパーの刃を入れます。

▲パーツを切り出しました。刃を入れた部分にはゲート跡が残っています

残ったゲート跡をニッパーで切り落とします。いわゆる二度切りという作業です。

▲このようにゲート跡が目立たなくなりました。2度切りするとゲート跡の白化を防ぐことができます。

ヤスリをかけるとご覧の通り、キレイになりました。

▲わずかに残ったゲート跡部分にヤスリをかけると、ゲート跡が全く見えなくなりました

ゲート跡の処理まで解説してしまいましたが、このように、パーツをランナーから切り出す際はニッパーを使います

1-2.ハサミで切り出す

次にハサミを使ってパーツを切り出します。

ニッパー以外のツールでパーツを切り出してみましょう。

▲なんの変哲もないただのハサミです。プラスチック用でもなく、家に転がっていたものを使います。

ニッパーと同じように、ゲートを少し残すように刃を入れます。切れ味が悪く、力を入れないと切れません

▲パーツが切り出せました。切り出したパーツのゲート跡は、ニッパーと同じような状態です。

▲ゲート跡を2度切りします。刃に厚みがあるため、パーツすれすれを狙って切ることができません

2度切りしましたが、ゲート跡が少し残ってしまいました。ヤスリをかければキレイになりますが、処理するゲート跡が多いと時間がかかります。

ハサミで切り出した感想

  • 切るのに力がいり効率が悪い
  • ゲート跡処理がキレイにできない
  • 入り組んだランナーは刃を入れにくい
筆おじ
筆おじ

切り出せないことはないですが、効率が悪いのであえてハサミを使う必要はありません。

1-3.デザインナイフで切り出す

お次はデザインナイフで切り出してみましょう。

メジャーなオルファの「アートナイフ」を使います。

▲カッターより薄く鋭い刃のデザインナイフです。直前に刃を新品に取り替えています。

カッターマットに置いたランナーに刃を入れ、ゲートを押し切ります。割とすんなり切れました。

▲ただ、写真のように上に突き出したランナーは切りにくいです。マットとランナーの間に隙間が空くため、キレイに切ることができません

▲切り出したパーツです。ゲート跡だけを見ると、ニッパーと同じ状態に見えます。

▲ゲート跡を2度切りします。切れ味が良いので難なく切ることができました。

2度切り後のゲート跡です。キレイに切れており、軽くヤスリがけするだけで良さそうです

デザインナイフで切り出した感想

  • 新品の刃なら問題なく切り出せた
  • 上に飛び出たランナーは切りにくい
  • マットを敷かないと切り出せない
筆おじ
筆おじ

デザインナイフでも切り出すことは可能ですが、効率を考えるとやはりニッパー一択です。

2.ニッパーの種類

ニッパーには、刃の形状によって種類があります。

2-1.両刃ニッパー

両刃ニッパーは、両側が刃になっているニッパーです。

刃が丈夫で厚く壊れにくいのが多く、一般的に薄刃ニッパーより安価です。

特徴
  • 刃が厚く丈夫で長持ち
  • 比較的安価で初心者向け
両刃ニッパーの原理

引用:ゴッドハンド「アルティメットニッパーQ&A」より

薄刃ニッパー

両刃ニッパーの中でも刃が薄いものを指します。

タミヤのクラフトツール 薄刃ニッパーが有名で、刃先が細く、薄く、シャープになったニッパーです。

刃が厚い両刃ニッパーと比べ切れ味が良いため、ゲート跡の白化を抑えられるメリットがあります。

2-2.片刃ニッパー

片刃ニッパーは、片側のみ切断用の刃がついているニッパーで、反対側は「まな板」と呼ばれる刃のない構造になっています。

特徴
  • パーツを切り離した際にゲート跡が白化しにくい

近年は、切断面が目立ちにくい片刃ニッパーの人気が高まっています。

片刃ニッパーの原理

引用:ゴッドハンド「アルティメットニッパーQ&A」より

3.初心者にオススメのニッパー

初心者にオススメするニッパーは、前述の「タミヤ クラフトツール 薄刃ニッパー」です。

オススメの理由は次の通りです。

おすすめの理由
  • 両刃だが刃先が薄くシャープで切断面が目立ちにくい
  • 上部で長持ちする
  • 比較的安価である

筆者は正直、このニッパーがあればガンプラ製作で困ることはないと思っています。

高価なニッパーは必要か

究極ニッパーとして名高い「アルティメットニッパー」に代表される高額ニッパーは、はたして必要なのでしょうか。

切り味が小気味よく、製作が楽しくなる素晴らしいアイテムであることは間違いありません。
より、効率や生産性に拘るなら買って損はないでしょう。

ですが、趣味でガンプラを作っている筆者のような素人は、なくても困るらないと思います。

ゲート跡は丁寧に処理すれば見えなくなりますし塗装をすれば隠れるのでさほど気にする必要もありません

ちなみに、筆者は4年強、タミヤの先細薄刃ニッパーを使っており、表面の錆が気になりますがまだまだ現役です。先端が細くなっているためダボ穴のカットにも使いやすいです。
※ダボ穴…パーツをハメ込むための穴

先細薄刃ニッパー
筆者の相棒

まとめ

以上、ニッパーはなぜ必要か、初心者にオススメなニッパー何かについて解説しました。

ニッパーはパーツの切り出しに必ず必要です。
これからガンプラを作っていく方は、ぜひ一つ自分に合ったニッパーをご用意ください。

参考になればうれしいです!

それでは、ステキなガンプラライフを!

▼初心者にオススメなタミヤのニッパー。これを買っておけば困ることはないでしょう!

▼筆者愛用、タミヤの先細薄刃ニッパー。切れ味が鋭く先端が細いため奥まった個所のカットにも便利です。

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プロフィール
筆塗りおじさん
筆塗りおじさん
会社員 | リビングモデラー
アクリジョン筆塗り普及委員会 委員長。 2020年から本格的にガンプラ製作・筆塗りを開始。ふだんはシステム開発にかかわる会社員。家族に気を遣いまくり、臭いの少ない水性塗料「アクリジョン」を愛用するリビングモデラー。 臭いが少なく水だけで扱えるすばらしい塗料にも関わらず、イマイチ知名度が上がらないアクリジョンの普及に勤しむ。
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